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駅のホームや乗換えの地下道で、人が落し物をするのはたまに見るものだ。そうしたときに、拾って小走りでその人のところまでいって「「すみません。これ、落としましたよ」というのは、結構気分のいいことだ。そして、相手が「ありがとうございました」と言うのを聞くのも気分のいいことだ。全く、良いことをするのは、損か得かは別として、気分がいいものだ。 しかーし。何事にも例外はあるのだ。だいぶ前に、こういうことがあった。 とある地下道。私の前を歩いていた女性が何か黄色いものをぽろりと落とした。善人たる私は拾ってそれを彼女に渡そうとした。で・・・手にとって見たものは、女性の生理用品(たぶんナプキンだろう)であった。 ま、落し物は落し物。しかもこれはその女性にとっては必要なものであろう。ということで、その人のところまで行き、「すみませーん。これ、落とされましたよ」と声をかけた。 振り返ったのは、20歳代と思しき女性。女性は、私の持っていた「物」に目をやり、無造作に手を伸ばしてそのモノを取り、何も言わずに行ってしまった。 私は悪いことをしたわけではないのだが、結果としては彼女の機嫌を損ねたのかな。少なくとも、落し物のマフラーを渡しに行くのとは違うみたいだ。 |
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