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help リーダーに追加 RSS 「ER」全国150施設に急患「たらい回し」防止に期待(読売)

<<   作成日時 : 2008/10/06 07:20   >>

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 下に貼り付けた記事は、読売(10月6日)の医療関係の記事である。ER(Emergency Room=救急救命室)の分布状況について述べている。全国47都道府県のうち、ERがあるのは39都道府県である。少し少ないような気もするが、これからに期待、といったところか。

 救急医療体制の整備また改善が少しでも進んでいるのなら、喜ばしいことだ。しかし、素人の私から見ればいくつか心配点がある。

 まず第一に、ERが増えても、基礎となる医師や看護師の数が増えなければあんまり意味はない、ということ。医師全体の人数が増えないと、ERの医師が増えても、それは他の科の医師が減っているということを意味するのだから。遅ればせでも何でもいいから、医師の数を増やす(要するに医学部の定員を増やす)ことをさらに進めるべきだ。

 第二に、ERが救急患者を受け入れても、ERが紹介する病院が「受け入れ不可能」(「たらいまわし」ではないぞ)だったらどうしようもない、ということ。これは、各医療機関の間でのコミュニケーションの体制を整えることが大事だが、同時に病院のマンパワーの充実が必要であろう。これも、第一の問題である「医師や看護師の数」の問題にぶちあたるわけであるが。

 第三の問題。これは我々&マスコミの問題であるが、「ERに関する認知」の問題である。我々一般ピープルからすれば、ERであろうが病院であろうが診療所であろうが「病院は病院」である。つまり、普段は区別しない。我々が区別するのは「何科の病院か?」であって、「一般病院か、ERか?」などいうことで区別することはあんまり無いだろう。

 たとえば、あるERの近くに住んでいるある一般市民がいるとする。深夜たまたま風邪を引いて具合が悪くなったとする。人にも寄るだろうが、本来は用途が違うERに行って「風邪を引いたので見てくれ」という場合も出てくるだろう。ERの存在理由から考えるとこのような患者は困ったサンなのだが、一般ピープルはそんなことは知らないわけで。

 つまり、「ERとは・・・」「救急病院とは・・・」に関する一般市民に対する啓蒙が必要なわけだ。これは医療機関&マスメディアの仕事だろう。適切な情報を普及させるというのも、医療機関の仕事といえるかもしれない。一般市民のためだけでなく、医療機関のためにも必要なことだろう。 人気ブログランキングへ
「ER」全国150施設に、急患「たらい回し」防止に期待(読売)
症状に関係なくすべての患者を受け入れる北米型の救急治療室「ER」を設けている病院は、39都道府県の150か所に上ることが、日本救急医学会による初の調査でわかった。

 専門の救急医がいる病院の4割近くを占めるまでになっているが、国の救急医療体制の方針と異なるため、位置付けは明確でない。人材不足も指摘され、増加するERをどのように活用するかが課題となっている。

 ERは、救急医らが初期診療のみを行い、本格的な治療や手術が必要と判断すれば、診療科の医師に治療を引き継ぐ。「たらい回し」を防止できるため、英米などのほか韓国などにも広がっている。国内では、1978年の沖縄県立中部病院が最初。効率的に急患の治療が行え、診療科の当直体制も軽減されるため、大病院を中心に採用する施設が増えている。

 救急医学会は2007年11月、約4000か所ある救急病院のうち学会が救急医認定施設に指定している408か所にアンケートし、今夏に結果をまとめた。回答があった248施設のうち6割の150施設がERを設置。特に東京、大阪など都市部に多かった。

 医療法に基づき都道府県が作成する地域医療計画は、救急病院を軽症向けの初期、重症の2次、重篤の3次に分けている。この分類を基に、救急隊は、患者の重症度をみて病院を選び、運ぶ体制をとっている。

 ERのある病院は本来、この分類に当てはまらないが、医療計画上は2次、3次に分けられている。ただ、医師不足で急患受け入れを渋る病院が増える中、救急隊はER病院には分類にかかわらず、患者を運び込んでいる実態にある。現場からは、国や自治体がERを組み込んで救急医療体制を見直すよう求める声も出ている。

 ERを名乗る基準も明確でなく、病院により中身に差がある。150か所のうち、常勤の救急医が10人を超えるのは15か所あるが、1〜3人がもっとも多い76か所。24時間体制は、82か所にとどまる。

 調査を担当した山下雅知帝京大ちば総合医療センターER部長は「ERが普及してきていることが、わかった。ただ、専門のER型の救急医はまだまだ少なく、育成が急務」と話す。



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