医療ナビ:かかりつけ医 何でも安心して相談できる医師。どう探したらいいの。(毎日)と言う記事を読んだ。一般人が「かかりつけ医」を探すには、そして選ぶにはどうするか、というのがテーマである。私みたいに滅多なことで医者にかかることのない人間には「かかりつけ医」という発想はない(かかりつけ歯科はあるけど)。まあ、私みたいな人間も少なくないだろう。下の記事で取材を受けている人は、小さな子どものかかりつけ医を捜しているようだ。いま減少していると言われている小児科医を。このお母さんは次のように語っている。 「診療時間が終わってから全く連絡が取れないというのでは困る。『何かあったときにはここへ連絡して』などと事前に決められればいい」 この考え方が間違っていると言うのではない。ただ、この「なにかあったとき」と言うのは往々にして時間外なわけだろう。しかも、真夜中・早朝の場合もある。そのことをこのお母さんはどう考えているのだろうか。警察と消防署だけでなく、小児科医も「24時間体制」と考えていなければいいのだが。
次の例は、NPO法人「医療情報の開示を推進する会」の理事さんへの取材である。この理事さんの言うことも、間違いではないかもしれないが、でも気になるところがある。理事さんはこう言う「医師はサービス業だと思う。」と。私も、基本的には「医師もサービス業」だと思っている。しかし、「サービスは無料」とは思わないし、「サービスは無限大」とも思わない。ましてや責任も無制限ではない、と思っている。この理事さんはどうお考えなのだろうか?
このNPOさんは「かかりつけ医選び十カ条」というものを作ったんだそうだ。一つ一つはごもっともなんだが、こういう病院・医師がたやすく見つかるかどうかはなんとも・・・。ちょっと貼り付けてみる。( )内の部分は、私のコメントである。
かかりつけ医選び十カ条(「医療情報の開示を推進する会」による)
・自宅近所の身近な医院(現時点だったら、何とかなりそう・・・な気がする)
・親身になって時にはしかってくれる医師(しかったら「逆切れ」する患者が増えているらしいからねえ・・・。)
・分かりやすい言葉で説明してくれる医師(これを成り立たせるには、患者側もちゃんと耳を傾けることが必要なのでは?それに、「判りやすくて」の後にはたいていの場合「丁寧な説明」というのが想定されていることが多い。「判りやすくてていねいな説明」は時間がかかると思うのだが・・・)
・応援して勇気付けてくれる医師
・笑顔のある、安らぎを与えてくれる医師(これは大事)
・従来の診療にとらわれない勇気のある医師(「勇気ある診断・医療」が後の訴訟につながるのではないか、と恐れている医者は結構いるのではないかと想像する)
・最後まで見届けてくれる医師(科にもよるが、手術を行う医師にとっては「最後まで見届ける」のは必ずしも簡単ではないと思う。)
・間違いを認める医師(おいおい、最近の新聞記事を読んでないのか?)
・損得で考えない医師(「医師はサービス業」と言っておきながら、「損得で考えない医師」を求めるとは、なんて都合の良い考え方だ。)
・「威」師でなく「癒」師な医師(これは賛成)
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(今回の一冊)
医者にかかる前に読む本―名医の探し方から、よい治療の受け方まで
医療ナビ:かかりつけ医 何でも安心して相談できる医師。どう探したらいいの。(毎日)
◆何でも安心して相談できる医師。どう探したらいいの。
◇近所でお見合いを
◇症状に応じ、病院と医療分担
◇地元の人の評判や、中核病院の紹介参考に
病気になったら症状を適切に判断し、病院を紹介してくれる。自分の体調に合った助言もしてもらえる。そんな「かかりつけ医」を持つべきだと言われる。どんな探し方があるのか、専門家の話などから探ってみた。
「家の近くで安心して子どものことを相談でき、不安なときは電話で連絡できるかかりつけ医を探したが、家の周りには1軒もなかった」
川崎市高津区の和田ちひろさん(36)は、昨年1月に生まれた男児を連れて行こうと、小児科を探したときの経験を話す。
和田さんは患者中心の医療を目指して活動するNPO法人「ヘルスケア・リレーションズ」(メール info@hcrm.net)の理事長で、病院の役割分担を考える厚生労働省検討会の委員でもある。
「生後3カ月までは産婦人科で見てくれたが、その後はゼロから探さないといけない。しかも、1年前に引っ越してきたばかりだったので、周辺の医療事情は何もわからなかった」。結局、自宅近くのよく通る場所にあったクリニックで診てもらい、「特に不満はなかったので」そのまま通っている。
和田さんはまず、「地元の人に評判を聞いてみて、いいと思ったところへ一度行ってみるといい」と勧める。夜間や休日の対応にもある程度融通が利く方がベターだという。最近では、医院と医師の自宅が離れていて、時間外は無人の場合も少なくないが、「診療時間が終わってから全く連絡が取れないというのでは困る。『何かあったときにはここへ連絡して』などと事前に決められればいい」と話す。
京都府内の医療機関を検索できるホームページ「京都メディカルネット」(http://www.npo-medical.net/)を運営しているNPO法人「医療情報の開示を推進する会」(京都市中京区)の中村勝代表理事(45)は、「かかりつけ医選び十カ条」=表参照=を掲げている。「私もかかりつけ医がいるが、何かあっても大丈夫という安心感がある」と中村さん。「医師はサービス業だと思う。お見合いみたいなものだと思って、十カ条を参考にしながら、自分に合うかかりつけ医を探してほしい」と話す。
それとともに、「患者が賢くなる必要がある」とも指摘する。「医師に頼りきるのではなく、可能な範囲で自分で情報を集めるべきだ」とアドバイスする。
*
地域の中核病院の中には、かかりつけ医を紹介している所も多い。大阪市東淀川区の淀川キリスト教病院は、01年に地域医療連携センターを開設し、かかりつけ医を探している人の相談に応じている。
同病院は、地域の開業医と連携を進めている病院として大阪府から承認された「地域医療支援病院」だ。同様に都道府県から承認を受けた病院は現在、全国に186病院ある。患者の症状に合わせて医療の分担を図るのが目的だ。
同病院も以前は軽い症状で来院する患者が多く、救急や入院のための業務を圧迫しかねない状況だった。しかし今は、軽い病気はかかりつけ医が、高度な医療は病院が行うすみ分けがされるようになった。
同センターの益田由紀恵課長(54)は「病院として登録医制度を設け、自宅や職場の場所、診察に通える時間帯などを聞いて、2、3カ所を紹介するようにしている」と話す。【野田武】
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■かかりつけ医選び十カ条(「医療情報の開示を推進する会」による)
・自宅近所の身近な医院
・親身になって時にはしかってくれる医師
・分かりやすい言葉で説明してくれる医師
・応援して勇気付けてくれる医師
・笑顔のある、安らぎを与えてくれる医師
・従来の診療にとらわれない勇気のある医師
・最後まで見届けてくれる医師
・間違いを認める医師
・損得で考えない医師
・「威」師でなく「癒」師な医師
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