今回は「救急存亡」シリーズの2回目。「外患」というタイトル。朝日新聞(大阪版)2月8日付の記事である。この記事では、とんでも患者&とんでも関係者の例がてんこ盛りである。「何でお前みたいな若造が診るんだ。バカにしているのか」とどなる泥酔者。大体、泥酔と言うだけで何で救急医の出番なのかよくわからん。こんなバカモノは警察の拘置所に放り込んでおけばいいのではないの?「蹴られ、胸ぐらをつかまれたこともある」とあるけど、暴行罪で即刻110番でいいと思うのだが。 頭から出血した泥酔者が診察室で暴れ出し、ほかの患者が避難。警察が呼ばれた。 壁を蹴り、穴を開ける。天敵代を振り回して威嚇する。暴れて心電図モニターを壊すここらへんは、刑事罰&民事裁判のペアがちょうどいいのではなかろうか。 1月17日午前3時、「酔っ払って階段を踏み外した」と訴える中年の男が救急車で運ばれてきた。外科医の当直医が診たが、男は「医者は何で、偉そうにしているんだ」と怒り出し、ポケットから折りたたみナイフを取り出した。警備員が駆け付けて取り押さえ、病院の外に追い出した。「病院から追い出す」ですますから付け上がる。取り押さえたのなら、警察に迎えに来てもらえればいいわけでしょ?これは病院の対応にも問題がある。 首つり自殺した男性の死亡確認をすると、つれ合いの女性に「なぜ助けられなかった」と責められた。大量の睡眠薬を飲んでは運ばれてくる若い女性には、目覚める度に悪態をつかれた。。。。こりゃだめだ。 この記事の後半は訴訟関係のエピソードがある。もう取り上げるのに疲れたので、画像をクリックして読んでいただきたい。私がびっくりしたのは、患者及びその関係者だけでなく、裁判官までもが不思議な見識を持っていることだ。五條病院の訴訟について、裁判所の判断は以下の通り。 「救急に従事する医師は、専門科目によって注意義務の内容、程度は異ならない」法の番人の裁判官にこんなことを言われたら、専門外の救急医療をする人はがた減りするわな。要するに、患者&患者の関係者&司法&マスコミ&政府&お役所が「反救急同盟」を結成して救急医を包囲しているような状態。これでは、救急医が壊滅的に減少するまではどうにもならないような気がしてきた。俺が救急医だったらとっくにやめているよ。 人気ブログランキングへ にほんブログ村 (今回の一冊)医療・看護過誤と訴訟
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「朝日新聞「救急存亡」シリーズ その2:外患」について
「朝日新聞「救急存亡」シリーズ その2:外患」について ほんとに凄いですね。こんな人たちばかりだと患者さんなんだか何なんだかわかりませんね。 ...続きを見る |
小説「僕の彼女は中国人」 2008/02/11 09:44 |
「朝日新聞「救急存亡」シリーズ その2:外患」について
「朝日新聞「救急存亡」シリーズ その2:外患」について これは言えていることです。何とかなりませんか? ...続きを見る |
小説「僕の彼女は中国人」 2008/02/11 09:49 |
福島・大野病院事件判決からもう1年。医療危機の状況は変わってないのかな?
医療危機 疲弊する救命の現場(朝日) 2009年08月21日午後6時過ぎ、60代の男性の容体が急変した。横浜市鶴見区の済生会横浜市東部病院救命救急センター。8人の医師が男性を取り囲み、懸命の治療が続いた。 ...続きを見る |
3番目の落書き帳 2009/08/22 00:02 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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自分は昔、朝日新聞の購読者でしたが、弱者や医療を大きく取り上げる偽善的な方法が多く見られました。不祥事があって、ネットで裏側を知り、それで止めました。TBSも酷いです。 |
るりれん 2008/02/25 21:42 |
すみません、今日探したら他のところでもニュースになっていました。「雨が降ったからという理由で救急車を呼ばないでほしい」など。まさか本当にあるとは思わなくて。 |
るりれん 2008/02/27 11:55 |
るりれんさんへ |
3番目の落書き 2008/02/27 23:21 |
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